繊研新聞は、
日本のファッション業界の方々がチェックしている専門紙。
トレンド情報からアパレル・小売り・素材メーカーの動向までファッション業界の情報を発信しています。
掲載された記事の一部をご紹介します。
遠州産地で、高密度の平織りのシャツ地を強みとする古橋織布は、働きやすさを重視した現場の改革を進めている。
3年前に4代目社長に就いた古橋佳織理さんは就業時間の短縮や賃上げを促進。
ブラックと思われがちな物作り現場のイメージ払拭を狙う。
私は一人娘として育ちましたが、当初先代の跡を継ぐつもりもなく大阪で異業種の企業に就職しました。
でも、東京の服飾専門学校の学生が「ここで働きたい」と単身で移住して働く姿に衝撃を受け「そんなに魅力的な会社なんだ」と再認識し、技術を絶やしてはいけないと26歳のときにUターン。
営業担当として学び、3年前に4代目社長に就任しました。
家業として従事する人も多い物作りはブラックな現場が多いとされています。
自分が異業種で働いた経験から「できるだけ働きやすい環境を整えたい」と考えています。
昨年、東京の服飾専門学校から中国・台湾出身の2人の女性が入社しました。社員8人のうち6人が女性で、働きやすい環境も入社の決め手の一つだったようです。2人とも英語、中国語が堪能。
現在、当社は海外の販売構成比が1割ですが海外販路開拓を今後目指す上で重要な戦力です。
その語学力、グローバルな感性に期待しています。