今年も古橋織布のある地元、浜松市立雄踏小学校の小学5年生130名に講話させていただきました。

古橋の母校です。

総合的な学習、
“SDGsについて学ぶ” の時間で伝統産業の一つとして、昨年に引き続きお声がけいただきました。

どうやって、綿(わた)から糸になり、布になるのか?や、糸から製品になるまでを分かりやすく伝えられるよう“触れるコーナー”も設けて、生徒さん全員に触れてもらったり。

少しでも地元雄踏町のことを誇りに思ってもらえるよう工場の様子を動画で流したり触れて見て感じてもらうことを意識してお話ししてきました。

その昔、日本の90%は繊維業に従事していたということ。

トヨタもスズキも織機メーカーが前身だったこと。

今の繊維業は、海外からの輸入品に圧倒され、規模が縮小してしまっているということ。

メイドインジャパンは、縫製地を示すもので原料や布はほとんどが海外製だということ。

そして、遠州は今でも有名な高級シャツ地の産地だということ。

などなど。
約45分、盛りだくさんの内容。

少し難しかったかな?と思う部分もありましたが、講話のあとには、たくさんの質問があり、興味関心をもってくれたようで安心しました。

『職人さんは何人いますか?』
→8人です

『シャトル織機は何台ありますか?』
→ 20台あります

『家業を継いだときに困ったときはありましたか?』
→ 自分よりも年齢や経験値が上の方たちに、指示を出したり、 リーダーシップを発揮するのが難しいところです
 

地元、浜松で育った子供たちが、この先もずっと『遠州織物』に興味関心を持って、いつか一緒にお仕事ができたら、私たちも嬉しい限りです