静岡県中部をベースに県内の地域活性化を後押しする“ テイクオフ静岡”という新商品・新事業創出のプログラム。
静岡経済同友会と、地方創生イノベータープラットフォーム「INSPIRE(インスパイア)」が連携し、さまざまな企業を支援しています。
端的に言うと、静岡経済同友会と一緒に、”静岡を元気に盛り上げて行こう!”ということ。
そして、今回このプロジェクトに参加された伊豆出身のインターセプトの相原さんとのご縁で、古橋織布も間接的に関わらせていただきました。
相原さんは、アパレル業界での経験と出身が伊豆ということもあり、新事業として、遠州織物の存続と発展のため、『古橋織布の生地でつくった館内着を東部や伊豆の老舗高級旅館へ提案する』というもの。
そして、この支援プロジェクトに携わるアドバイザー「静岡経済同友会」の面々が古橋織布に視察にみえました。
静岡県は、
・西部
・中部
・東部
・伊豆
と、大きく4つの地域に分かれています。
静岡を横断しようとすると車で3時間、新幹線の駅も、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松と6駅もあるほど、広い。
静岡県民は共感してくれる?!と思いますが、これだけ広いと、同じ静岡県でもまるで他県のように風土や産業が違います。
古橋織布のある浜松市は西部地域。
ものづくりの街として自動車、オートバイ、楽器、光電子なとの工業製品が主な産業。
そして、それらの礎となったのが繊維産業であり、遠州織物です。
今回の企画を立案された相原さんも、静岡県民であり、しかもアパレル業界にいながら、遠州織物を全く知らなかったといいます。
ですが、調べていくうちに遠州産地の技術力の高さや、産業の縮小、事業存続の危機に直面している現状を知り、何か協力できることなら!と、熱い想いで今回の企画を立案されました。
静岡経済同友会のメンバーも、中部出身者が多くほとんどの方が遠州織物をご存知でないとのこと。
相原さんの事業を後押しするため、他業種の経営者の方々が遠州織物を自身の目で見て感じてより深く知りたい、とはるばる足を運んでくださいました。
遠州織物の歴史、現状品質の高さ、技術継承のむずかしさなどさまざまな角度からお伝えさせていただき。
相原さんの事業計画の本質を今回の視察を通してご理解いただきました。
古橋織布としては、藁をもすがる思いで他業種の皆さまに色々と知恵や知識を拝借したいところ。
錚々たるメンバーとのご縁をいただき、とても貴重な時間でした。
このプロジェクトぜひ成功させたいです。
またご報告しますね。