舞阪小学校は、古橋織布の隣町、舞阪町にある学校です。

偶然にも、古橋で働くスタッフの外山が母校だったので、今回は、外山が講師となり、参加させていただくことになりました。

120名の生徒さんは、3週間まえに、1 回目の遠州織物の授業を受けられています。

HUISの松下さんと、entrance代表の浜田さんの授業を受け、遠州織物が希少な生地だとしっかりと勉強されていました。

そして、今回が第2回目。

古橋織布の取引先でもある、糸の商社、山弥織物さんの中野さん。そして、外山の2人で授業を行いました。

山弥織物さんが、綿花から糸になるまでを担当。

手がけられている糸の開発のこと、世界にある優れた綿の産地のこと、インド出張先での体験談など、さまざまなお話をされていました。

そして、古橋織布は、糸から布になるまでをお話ししました。

「いろんな布が作れるんだよ」

「細い糸は、織るのがむずかしい」

「職人になりたい若者がいなくて困っている」

など、
難しくなりがちな資料を子どもたちのために可愛らしくポップに作ってできるだけ、わかりやすく説明をしました。

実際にその場にたくさんの布を並べて、いろんな種類の布のさわり心地を感じてもらったり、高級な細い綿の糸を見せたり、触ってもらったり。

お話をいただいた時は授業が2回目ということもありどういった内容にしようかと悩みながら、資料作りをスタートしたものの。

作っているうちに、あれもこれも伝えたくなり、生徒さんたちが受けとめきれないだろうな。と、冷静に考えなおしました。笑

「遠州織物の素晴らしさを分かってほしい」
     ではなく、

「授業があっという間で面白かった」

と、まずは生徒さんに思っていただこう!と。

結果的には、真剣に楽しいそうに飽きずにしっかり聞いてくれて、

時間が足りなくなるくらい糸や布をさわってくれました。

たった1時間ですが、地元の子供たちに綿や糸、織物について楽しく学んでもらうことができ、嬉しいかぎりです。