先日、古橋織布のある浜松市中央区雄踏町の雄踏チューリップこども園を訪問。
綿から洋服ができるまでのお話しをさせてもらいました。
子どもたちと一緒に春に植えた綿のタネ。
暑い日が続き、たくさんはできませんでしたが、9月にはこどもたちが一つ一つ綿(わた)を収穫。
その綿(わた)を使って、綿繰り機で、種とわたに分ける作業を一緒に行いました。
そして、綿から繊維をクルクルひねっていくと糸になり、糸を機械にかけて布になり、布を切ったり縫ったりして服になるというお話しをしたり。
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る「平織(ひらおり)」と呼ばれる織物組織を縄跳びを糸に見立てて説明したり。
HUISの服部さんが、子供たちが飽きないよう色々と準備してくださり、地元の子たちも楽しく「遠州織物」を学んでいました。
■repost @1_huis
\古橋織布の古橋佳織理さんと地元のこども園に綿のお話をしにうかがいました/
春に一緒に種まきをした古橋織布(@furuhashi.weaving)さん近くの雄踏ちゅうりっぷこども園さんに、綿のお話をしに行ってきました。
春に種をまいた綿の収穫ができればよかったのですが、あいにく伺った時には収穫できる綿はありませんでした。
子どもたちからは夏の間に水やりをしたこと、咲いた花を見られたこと、綿をとった話を聞かせてくれました。
和綿と洋綿だいたい同じ数の種をまきましたが、こちらのこども園さんでは和綿が比較的多く収穫できたそうで、これまでに収穫できた綿を嬉しそうに見せてくれました。
今回は綿繰り(種取り)を一緒に行い、子どもたちが種をとった綿の繊維を拠って糸にする様子を見てもらいました。
そのままでは引っ張ると切れてしまう綿ですが、拠る(ねじる)と不思議なことに引っ張っても切れません。
その様子を子どもたちは不思議そうに、とても集中して見ていました。
そして、糸から布ができる様子やすぐ近くにその工場があること、たくさんの人が関わり長い時間をかけて洋服ができていることを話しました。
お話の最後に質問を受け付けると、スカートや袖の口のギャザーはどうつくるの?、絵柄の布はどうやってつくるの?と子どもたちなりに体験を通して感じたことから湧いた疑問を投げかけてくれました。
感覚の世界で生きる子供達に生地のでき方や洋服の原料について伝えることは簡単ではなく反省もたくさんありました。
まいた種から収穫した綿に触れ、それらが糸へとつながっているという体験が子どもたちのどこかに興味関心の種、地元への誇りや愛着の種として残ってくれたらいいなあと思います。
entranceとHUISでは、希望する小中学校や保育施設などに種の配布や遠州織物に関する出前授業を行っています。
問い合わせ、申し込みはentraceへご連絡ください。
また、引き続き久留女木の棚田での収穫イベントを、11月30日(土)にも開催予定です。
気持ちの良い棚田の風と景色、ふわふわとした綿を収穫に、ご興味ありましたらぜひ収穫イベントにお申し込みくださいね。
■綿花収穫体験イベントのお知らせ
https://1-huis.com/all/50315/
■”久留女木の棚田×遠州織物プロジェクト”特設サイト
https://1-huis.com/kurumeki/
■[YouTube]HUIS presents “遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト”special movie
https://youtu.be/lzA6LG4LzDY
■[YouTube]遠州織物×久留女木の棚田プロジェクト「HUISの綿花収穫」
https://youtu.be/4d1cwTlLSj8