愛知県、静岡県の2県には、知多、三州、三河、遠州を含む4つの産地が存在しています。
総じて、東海産地と言います。
この東海産地の繊維業界の近況を記した記事です。専門的な内容になりますが、共有します。
「原材料費高騰」
「受注量の減少」
「高齢化」
「後継者不足」
「廃業問題」
について、触れられています。
よかったら、読んでくださいね。
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【8/8 繊維ニュース】
遠州産地は衣料向けの高密度編織物を生産しており、百貨店向けを中心に高級ゾーンを主力とする。産地全体の商況としては苦戦傾向にある。一方で若手団体が発信に力を入れている。
遠州織物工業協同組合によると、3月末時点での組合員数は41社。加入と脱退が1社ずつあったため前年と同数。
春夏物のシャツやブラウスといった衣料向けが中心で、綿以外にも麻やウール、合織も扱う。今年の商況は苦戦を強いられている。
自販を手掛ける企業は好調な半面、受託型の企業は以前にも増して受注量が細っている。
環境配慮の観点から発注側が注文を絞っているためだ。
一方、若手で組織する「エントランス」を中心に遠州織物のPRが進む。浜松市内にコンセプトショップがオープンするなど精力的に活動している。