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「国内外に根強いファン」

高密度綿織物製造の古橋織布（浜松市）はシャトル織機によるモノ作りに定評がある。国内外に根強いファンが多いため安定的な受注を得ており、工場は年間通して稼働している。

遠州産地では先駆けて自販を手掛け、直接顧客を掴んできた。シャトルによる風合いの良い生地を供給し続けており、綿以外にも麻やウール、バンブーリネンなどの原料を使用する。

そうした生地を求める中小アパレルを中心に大手とも取引がある。今期（2024年8月期）は増収増益を見込んでおり、達成すれば4期連続となる。生地の値上げも進んでいる。

今期は欧州を中心に海外向けも伸長した。SNSを通じた問い合わせが増えている。現状は売上高比率で2割を占めるが、将来的には3割を目指す。