新プロジェクト「ORIYATO」について大きく掲載していただきました。
第一弾のパタンナーさんの矢野さん(@yanyak5)や、
第二弾の染色作家の桂川さん(@katsuragawamiho)
テアトリーノの増田さんの内容が掲載されています。(@teatrino_mimi)
よかったら読んでくださいね。
—————————-
高密度綿織物製造の古橋織布(浜松市)はファクトリーブランドの新プロジェクト「ORIYATO」(オリヤト)を立ち上げた。
それぞれの道のスペシャリストと協業し、同社の生地を使った新製品を生み出す。第1弾はパタンナーとコラボレーションし「織屋がはくパンツ」を作成する。
自社単独ではなく、各業界のプロフェッショナルとコラボすることで相乗効果を発揮し、新たな製品作りに生かす。
古橋佳織理社長は「同じ目線、対等な関係でモノ作りをし、当社だけでは考え付かない製品を作りたかった」と話す。協業によって、その業界への発信も狙う。
第1弾はフリーのパタンナー、矢野弘子氏(ヤノモデリストオフィス代表)と協業した。国内産地を応援したいという気持ちを持っていた矢野氏が富士吉田産地のイベントで古橋社長と出会ったことがきっかけ。
5月に古橋織布の工場見学を経てプロジェクトが本格的に動きだした。
古橋社長はかねて織布の現場で働くときの作業着の導入を考えていたことから、第1弾はパンツに決まった。矢野氏と打ち合わせを重ね、ハサミや糸通しなどの器具が出し入れしやすく、かつ動いても安全な形状を考案。
夏場の作業でも熱がこもりにくく、冬場の寒い時期にも対応したデザインとした。
完成後には従業員全員がパンツを着用する予定だが、デザインを若干変更し一般販売する。
10月に富士吉田産地で開かれるイベント「ハタオリマチフェスティバル」で初披露する。
一般用は男女兼用の2サイズ展開。価格は3万円を想定する。
イベント後はオンラインで販売する。既に第2弾も進んでおり、模様をろうで防染する「ろうけつ染め」染色作家の桂川美帆氏と、遠州織物などを用いたバッグを企画販売する増田美由記氏(テアトリーノ代表)の2人とコラボ。
同社の生地にハンドペイントを施し、バッグやカードケースに仕上げ、数量限定で販売する。
それぞれの制作過程は同社のインスタグラムで発言している。古橋社長は「こだわったモノ作りの経過を楽しんでもらうとともに、どんな人たちが、どんな思いを込めて作っているかを知り、それを価値として理解してもらえるとうれしい」と話した。